子供の就活が心配な親御さん方は、自分のお子さんの就活が上手くいくのか心配になることだと思います。
就活塾キャリアアカデミーの担当者が、就活が上手くいくお子さんの特徴を3つご紹介します。また、上手くいく特徴に当てはまっていなかった場合の対処方法もご説明します。

就活が上手くいく子供の特徴

1.早い時期から就活の準備を始めている

就活は、早めの準備が勝負を決めます。大学3年生になった直後から、就活を意識し、準備を始めた就活生は、例年早い時期に納得の内定を獲得していきます。
理想の就活スケジュールは、以下のようなものになります。

・大学3年生になったら、自己分析や業界研究を始める。
・夏のインターンシップと冬のインターンシップに参加して、企業の仕事内容への理解を深め、自分がどんな風に働きたいのか方向性を決める。
・企業の情報解禁が始まる3月になったら、行きたい企業の選考を受け、3月~6月の中旬ごろには内定を貰い、就活を終了する。

2.将来やりたいことがある、またはやりたいことを見つけようとしている

就活が上手くいく子供の特徴の2つ目として、「将来やりたいことがある。あるいは、就活を始めた時はやりたいことがなくても、やりたいことが何なのか見つけようとしている」というものが挙げられます。
「将来やりたいこと」が明確になれば、就活でどこの企業を受ければいいのか迷うことはありません。また、やりたいことが明確なら、面接で説得力を持って「なぜこの会社に入りたいのか。この会社に入って、何がやりたいのか」ということを面接官に伝えることができます。
しかし、「やりたいことがない。やりたいことがない」と考える就活生が多くいることも事実です。「やりたいことがない」のは悪いことではありませんが、それでは、面接で「なぜこの会社に入りたいのか(志望理由)」ということを伝えることができません。志望理由がはっきりしない就活生は、企業側に「どうせ入社できればどこでもいいんだろう」と思われ、内定が遠ざかってしまいます。学生なりに、将来やりたいことは何なのか、突き詰めて考えることが就活では求められるのです。

3.十分な数の選考を受けている

就活が上手くいく子供の特徴の3つ目は、「十分な数の選考を受けている」ことです。
就活塾キャリアアカデミーでは、エントリーシートを30社以上出すように受講生に指導しています。30社エントリーシートを買いて出すのは大変な作業ですが、倍率を考えると、エントリーシートを30社出したとしても、内定が出るのは2社程度となります。
実力があったとしても、選考を受ける企業が少なければ、内定が出る確率は下がってしまいます。就活は「とにかくESを出す」ことが重要です。

自分の子供が当てはまっていない、心配と思ったら・・・

自分の子供が上記3つの特徴に当てはまっていないと感じたら、どのように対処をすればよいのでしょうか。

1.早い時期から準備を始めていなかった場合

就活の準備が遅れていると気づいた時点から、準備を始めるほかありません。やることはたくさんありますが、準備の遅れを取り戻し、巻き返しをはかることは不可能ではありません。
就活の遅れを取り戻すには、アルバイトやサークルよりも就活を優先させる必要があります。アルバイトで稼げる金額よりも、就活が成功した場合もらえる給与のほうが多いからです。親御さんは、お子さんが集中して就活に取り組めるように、金銭的な支援をしてあげるのが喜ばれるでしょう。就活が成功すれば、その分は出世払いで戻ってくることになります。

2.将来やりたいことが見つかっていない場合

将来やりたいことが見つかっていない場合は、就活選考が本格化する前に、どうにかしてやりたいことを見つけることが大切です。
一般的に、やりたいことが見つからない場合は、「やりたくないこと」を箇条書きにして、消去法的に「やりたいこと」を見つけていく方法があります。
また、就活カウンセラーに相談して、一緒に「やりたいこと」を考えることもできます。就活塾キャリアアカデミーでは、自分の人生を振り返って、自分がどのような人間なのか、これから何をしていきたいのか、カウンセラーと就活生が一緒に考えていくことになります。
どんなに「やりたいことがない」と言っていた就活生でも、話し合っていけば、何かしら「やりたいこと」「やりたくないこと」が出てくるものです。些細なことでも良いので「やりたいこと」「やりたくないこと」を集めた先に、将来どう生きていきたいのか、という答えがあります。

3.十分な数の選考を受けていない場合

子供が十分な数の選考を受けていない場合、気づいた時点で、受ける企業の数を増やしていくことが必要です。
その際の注意点は、有名大手企業ばかり30社受ければいいということではない、ということです。有名大手企業は、就職希望者が集中しやすく、多い所では、採用予定人数10名のところに、数千人、数万人の就活生が殺到することになります。
受ける30社を選定する際には、有名大手企業・中堅企業の割合をバランス良くすることが大切です。お子さんが有名大手企業ばかり受けてはいないか、親御さんもチェックしてあげたほうが良いかもしれません。

まとめ

就活が上手くいく子供の特徴は、「早い時期から就活の準備を始めている」「将来やりたいことがある、またはやりたいことを見つけようとしている」「十分な数の選考を受けている」の3つです。これらの特徴に当てはまっていなかったとしても、これから巻き返すことも可能です。ぜひお子さんの就職活動を応援してあげてください。