「子供の内定がなかなか決まらない」
「ESは通るのに、面接でいつも落とされてしまう」
頑張っているのに、面接に落ちる就活生がいます。その理由は何でしょう?たとえば、面接時に緊張して話せない、質問にうまく答えられないなど、面接に落ちる人にはそれなりの共通点があります。いくつかの共通点を紹介します。

1.「身だしなみ」「振る舞い」「言葉遣い」の問題

面接とは、人と向き合うことから始まります。人と会う時に、その相手がその場に不釣り合いな格好や、仕草、言葉を発したら、ほとんどの人は良い印象を持たないはずです。

就活の時には、企業の採用担当者とはじめて会うわけですから、こうした基本的マナーがしっかりと出来ていなければなりません。マナーとは、「身だしなみ」「振る舞い」「言葉遣い」の3つです。面接は、こうしたマナーを守り、第一印象を良くすることが肝心です。

面接に落ちる就活生は、この3つのどれかが欠如していると判断されてしまうことがあります。面接だからと言って話す内容に気をとられ過ぎてしまい、第一印象で良い印象を与えたいと思わず、面接に挑むと、面接に落ちる人になってしまいます。まずは、社会人としての基本であるマナーに気をつける必要があります。

2.自己アピールで、自分を出しきれていない

面接を通して、企業がまず知りたいことは、就活生自身のことです。素晴らしい答えを求めているわけではありません。面接に落ちる就活生は、ここで勘違いして難しい言葉を使い、自慢話をして自分をできる人に見せようとします。

企業が知りたいことは、就活生自身に「将来の成長を期待できるか」「自社に合う価値観をもっているか」「働きたいという意欲を本当に持っているのか」といったことです。

様々な視点から、就活生がどのような考えを持った人物なのかを知ろうとするために、色々な質問で、就活生に語らせようとします。面接に落ちる就活生には、事前に自己分析をきちんと出来ていない場合が多く、面接官が知りたいことに答えられない場合があります。

自己アピールする時は、「主体性」「課題解決力」「コミュニケーション力」「協調性」など、企業がプラスポイントと見る点をエピソードに散りばめて話をする必要があります。

例えば、「学生時代に一生懸命したことは何ですか?」という質問に、アルバイトや学業での経験を題材に話す時も、こうした点をきちんと話の中に盛り込めないといけません。

自己分析がきちんと出来ていないと、話はうわべだけの話になってしまい、面接に落ちることとなってしまいます。

3.入社したいという熱意を伝えきれていない

基本的マナーを意識して、自己アピールもきちんと出来たとしても、面接に落ちる就活生がいます。

「マナー」と「自己アピール」の2つをマスター出来ていれば、1次面接は通るかもしれません。

しかしそれだけでは、2次面接では落ちる人になってしまいます。

2次面接では、一緒に働いてみたい人物だと思ってもらえなければ、面接は通りません。つまり、どうしてもここで「働きたい」という熱意を、面接官が感じてくれるかどうかです。

いかに素晴らしい資質を伝えられても「入社したい」「このような能力で貢献したい」という熱意を持っていなければ面接は通過できません。

好印象を与えることが、成功に通じる道

面接に落ちる人にならないためには、面接官に好印象を持ってもらうことに尽きると言えるでしょう。

そのためには、周囲が和むような笑顔で、はっきりと話しをするといった話術も磨く必要があります。きちんとした考えと行動力があり、マナーもしっかりとした人物なら、まず選考から落とす企業はないでしょう。
親の視点から、子供が就活に臨む姿勢にアドバイスをしてあげると良いかもしれません。