子供が就活に対してやる気がない、ちゃんと就活をやっているように見えない、というとき、親としては心配で、やきもきしてしまいますよね。
世の中が多様化し、「新卒で正社員になって、定年まで勤め上げる」という生き方が必ずしも正解と言えなくなってきたとはいえ、やはり子供には安全安心な人生を送ってほしい、だから「ちゃんとした会社の正社員」になってほしい、と思うのが親心というものでしょう。
就活にやる気のない子供をやる気にさせるには、どのようにすればいいでしょうか。
年間100人以上の就活生を支援している就活塾 キャリアアカデミーの担当者が、子供の就活やる気スイッチを入れるポイントを3つご紹介します。

金銭的支援をいつまで行うのか期限を決める

まず、金銭的な支援いつまで行うのか、期限を決めることをおすすめします。
例えば、「大学卒業までは、学費や独り立ちに必要な資金は、支援をする。しかし、大学を卒業したら、金銭的な支援は一切しない」というように、子供が自立する期限を決めます。そうすると子供は、自立するために必要な「就職」を自分ごととして捉え、独り立ちのために何をする必要があるのか、を考え始め、自然と就活にもやる気を持って臨むようになります。

安易に逃げ道を作らない

「就活がうまくいかないから、一年就職留年したら?」
「就活に有利と聞くから、海外留学行ったらどう?」
子供の就活がうまくいっていないとき、「就職留年」「海外留学」など、就活を先延ばしする選択肢を提示する親がいます。
しかし、安易に就活を先延ばしにして、結果的にうまくいくことは多くありません。「就職留年」「海外留学」自体が悪いことではありませんが、目的や覚悟がなければ、得るものは少なく、学費が余計にかかってしまうだけになります。
就活塾 キャリアアカデミーにも毎年多くの就職留年を決めた学生がやってきます。就職留年で成功するのは、「どうしても行きたい企業に行けなかったから、留年して再チャレンジしたい」「準備不足で内定を一社も取れなかった。とても悔しいから、今年は絶対成功させたい」というように強い気持ちを持っている学生です。
「就活はうまく行かないし、親も許してくれたから、なんとなく就職留年しよう」という心持ちでは、次年度の就活も失敗してしまいます。
海外留学も同じく、「○○大学のこの教授について、○○について学んで、将来仕事に活かしたい」というような明確な目的がない限り、就活の時期に行くことはおすすめしません。多少語学力がついたところで、就活にそれほど有利になりません。
親は、「来年頑張るのではなく、今頑張れ。頑張ってどうしてもだめだったら、就職留年も視野に入れよう」という姿勢で、安易な逃げ道を作らないようにしましょう。

第三者に頼る

子供と親だけの話し合いは、身近な存在だからこそ、感情的になってしまったり、言いすぎてしまうこともあります。
第三者、できれば就活の専門家を交えて話し合ってみることで、建設的な話し合いができることがあります。
就活支援を行っている「就活の塾」が多数あります。その中には、入塾前の相談会という位置づけで、親子で無料で就活の相談に行けるところもあります。
親子で就活について考える機会として、活用してみるのも一つの方法です。

まとめ

活にやる気のない子供の「やる気スイッチ」を入れる方法を3つご紹介しました。
子供の就活を成功させるために、ぜひ参考にしてみてください。