就活生の就職活動を支援する「就活塾」。
一般的に、エントリーシートの添削や面接の練習をしてもらうことのできるこれらの塾は、正しく使えば、就活を有利に進めることができます。しかし、就活塾は、塾ごとにクオリティにばらつきが大きく、どこの塾に子供を行かせたら良いのか、親として迷うという声を多く聞きます。
この記事では、就活塾で勤務している筆者が、就活塾を選ぶポイントを4つご紹介します。ぜひ、お子様の就活支援のための参考にしてください。
1.設立3年未満の就活塾に要注意
就活塾の運営に特に資格等は必要なありません。言うならば、始めようと思えば誰でも始められることができる、参入障壁が低いビジネスです。そのため、毎年新しい就活塾が設立されており、現在は全国に100個以上の就活塾が存在している、とも言われています。
しかし、創業間もない就活塾は、体制が整っておらず、十分なサービスを提供できない可能性があります。また、資金繰りが悪化して、倒産してしまう可能性もあるため、設立から年数が経っていない就活塾(3年未満は要注意です)は避けたほうが無難です。
設立からある程度年月が経っており、今まで数多くの就活生を送り出してきた、いわゆる大手の就活塾を選んだほうが、蓄積されたノウハウをもとに手厚いサポートを提供できると考えてよいでしょう。
2.就活塾の口コミをチェック
就活塾の口コミを集めた口コミサイトをチェックしてみましょう。
実際に就活塾に通っていた就活生の声が掲載されています。ポジティブな感想だけではなく、「あそこの塾の講師はあまり良くなかった」「値段に見合っていないと感じた」など、リアルな声が書き込まれています。
就活塾比較ガイド
全国52校の就活塾の口コミを閲覧することができます。
就活塾NAVI
全国の就活塾の口コミを閲覧できます。悪徳就活塾ではないオススメ就活塾一覧も掲載されています。
3.講師の経歴をチェック
就活塾で教えるのに特に資格は必要ありません。誰でも講師になることができます。就活塾の中には、企業で採用に携わったことのない人が講師をしていることもあります。
就活塾のサイトを見て、講師の経歴をチェックしてみてください。企業の人事や採用経験者が講師として在籍している塾は、質が高いと言えるでしょう。
また、国家資格の「キャリアコンサルタント」を保持してる講師がいるかどうかもチェックしてください。キャリアコンサルタントは、職業選択や能力開発を効果的に行う専門家で、取得後5年ごとに資格の更新が必要です。キャリアカウンセラー系の資格は数多く存在しますが、国家資格はキャリアコンサルタントのみです。つまり、キャリアコンサルタントを所持している講師は、国の認可を受けた一定レベルである、と言うことができます。
4.適正価格なのかチェック
就活塾の受講料は、ピンからキリまでです。数万円の1ヶ月単発コースがある就活塾もあれば、100万円近くかかる就活塾もあります。
当たり前ですが、受講料は、安ければ安いほどいいわけでも、高ければ高いほどいいわけでもありません。大切なのは、適正な価格であるかどうか、ということです。
適正価格なのかどうかは、ぜひお子様と一緒に親御様が確認してあげてください。経験の少ないお子様は、割高な塾に入塾を決めてしまうこともあるかもしれません。多くの就活塾はお子様と一緒に親御様が見学することができます。親子で見学に行き、どのようなサービスが受けれるのか話を聞くことをおすすめします。可能なら、いくつかの就活塾に見学に行き、比較してみるのがよいでしょう。
親子で相談に行ける就活塾
親子で相談に行くことができる就活塾を3つピックアップしました。この3つの就活塾は、いずれも就活塾の比較サイトに「おすすめ」として掲載してある塾です。
キャリアアカデミー
キャリアアカデミーの無料面談体験は、親子で参加することができます。
https://www.c-academy.co.jp/main/announce.php
また、就活留年を検討している方向けの相談会にも親子で参加することができます。
https://www.c-academy.co.jp/main/ryunen.php
内定ラボ
内定ラボには、親御様向け個別相談会があります。
https://naitei-lab.com/cont/parents2.html
就活salon
就活salonの入塾相談会は、親子で参加することができます。
http://syukatsusalon.com/personal