就職活動が解禁される6月になり、ニュースで「新卒内定率は○○パーセント」という報道がされるようになる中、我が子に内定が出ていないと不安になるのは当然のことです。
気温も暑くなってくる中、リクルートスーツを着て就活に励む我が子のために親ができること、知っておくと良いことは何でしょうか。のべ1万人以上の就活生を見てきた就活塾「キャリアアカデミー」担当者が、3つのポイントをご紹介します。

1.就活が長期化することを覚悟する

6月を過ぎると、就職採用活動は、いわゆる「夏採用」「秋採用」と呼ばれる時期に入ります。
「夏採用」「秋採用」は、6月までに採用予定人数を採ることができなかった企業が行うほか、予算の関係上、新卒採用を行う予算使用方法のほうが節税対策上有利な場合も行われます。
どちらの場合でも採用人数は6月までの採用と比べて少数になるので、必然的に内定が出る確率は低くなります。また、6月までのピーク時と比べて求人が出る企業も少なくなり、面接を行う時期もバラつくようになります。
よって、「夏採用」「秋採用」は長期化する可能性が高いです。
長期化する「夏採用」「秋採用」の期間中でも、面接が集中する時期(お盆前・10月1日の内定式前)はありますが、基本的にはいつどこの会社が求人を出すか分からない状況で、就活生は戦うことになる、ということを念頭に置いておくといいでしょう。

2.いつでも味方である、と伝えてあげる

就活が長期化し、内定を取ることができない日々が続くと、疲れて自信を無くしてしまう就活生がとても多くなります。
親の立場からすると、周りの子は内定を取っているのに我が子は何をしているのか、なまけているのではないか、と焦り、怒りをぶつけてしまいたくなるかもしれません。
しかし、一番辛いのは就活生だということを忘れないでいてあげてください。一見怠けているように見えても、内定が取れていない状況に対して平気だと思える就活生はあまりいません。親のほうが取り乱してしまうと、出せるはずの力も出せなくなってしまいます。
不安な気持ちをおさえ、「自分はいつでも味方である」という雰囲気を出してあげることが、就活生にとって一番の応援になります。

3. 夏以降の就活でも優良企業はある、という認識を持つ

夏以降の採用をやっている企業は、人気がない、ブラック企業である、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そのような認識はいったん捨ててみたほうがいいでしょう。とくに近年、就活は「売り手市場」と言われているように、多くの企業が人材確保に苦労しているのが現状です。
6月以降の就活市場においては、知名度は低いが優良な企業はもちろんのこと、いわゆる大企業も求人を出すこともあります。6月を過ぎても子供の内定がないと、留年や大学院進学を視野に入れ始める親御さんは多いですが、もう少し今年度の就活を頑張ってみるのも一つの選択肢である、ということを知っておいてほしいです。
経験上、長い間粘った就活生は、最終的には満足のいく結果を出している場合が多いです。「諦めずに長い間就活を頑張り続けた」姿勢は企業に評価されます。
留年や大学院進学等、就活を先延ばしにする手段は、就活生本人にとって、「就活から逃げてしまった」という負い目になる可能性もあるので、6月を過ぎてからの就活の方針は、親子でよく話し合って決めるのが良いでしょう。

まとめ

就活生にとって、就活は今までの人生で経験したことのない、社会にでるための試練です。暖かく応援してあげて下さい。